スマホを確認する。 でも電話もLINEもなくて。 …おかしい。 いつもなら連絡くれるのに。 もしかして何かあったんじゃ… そう思って、連絡しようとした時。 ーーガチャ… 扉が開いた。 「あっ、おかえりなさい。」 「…ただいま。」 よかった無事だったみたい…。 「あ、あの…」 「…何?」 どこか素っ気ない洸くんは、私に目を向けることなく冷蔵庫からお茶を取り出した。