夜。 私は1人、リビングのソファーに座ってテレビを見ていた。 …気になる。 千歳くんが何を言いたかったのか。 も、もしかして告白… いや、ないない。 あの千歳くんだよ? そもそも女の子が苦手なのに私を好きになるとかそんなのあり得ない。 …だったらなんだろ… 色々考えを巡らせていると、 「…ゃん、新奈ちゃんってば」 「は、はいっ」 「あ、やっと反応した」 私の前に、コツン、と置かれる麦茶が入ったコップ。