「ふっ、拍子抜けた顔。

もしかしてキスして欲しかったとか?」





ニヤリ、と意地悪く笑う洸くん。





「なっ、そんなこと思ってません!!」



「冗談だって」



ハハッと笑うと。




「ま、一応秘密にしとくけど俺嘘下手だからバレたらごめんね」





バレたらごめんねじゃないよ!?

私の命が危ういんですよ!?




「まぁバレても」




私の耳元に顔を近づけて。




「俺が新奈ちゃんのこと守るから」




甘い声で囁いた。