【完】学校1のモテ男と同居はじめました





洸くんは片手で如月さんの両頬をブニッと潰す。



如月さんは目を丸くした。





「損得計算して男に媚び売ってるヤツの方がよっぽど嫌いなんだわ」





満面の笑顔でそう言うと、手をパッと離して如月さんから離れた。






「…っ、洸なんかもう知らないっ!!」






顔を真っ赤にしながら捨て台詞を吐いて、如月さんと取り巻きの女の子たちは去っていった。





…と思ったら、曲がり角のところで驚いたように立ち止まる如月さんたち。






ん?どうしたんだろ?





こちらからは何があるのかが見えない。





少し立ち止まっていた如月さんたちは、今度こそ走って去っていった。