ーーードンッ!! え。 2限目の時間。 私がいるのは教室ではなく体育館裏。 なぜか私は今、数人の女子の群れに冷ややかな視線が送られ、 その中の中心核であろう人物に壁に足を置かれ行く手を塞がれているのだ。 「あ、あの…如月さん?」 そう。その中心人物がこの間千歳くんに告白していた3組の如月さんで。 「地味なくせに調子乗んじゃねーよ」 ぱっちりな目で、獣のこどく私を睨みつける如月さん。 可愛らしく千歳くんに告白してた時と比べ物にならないぐらいに別人みたいだ。