「じゃあ目閉じて」
「え?はい」
洸くんに言われた通り目を閉じる。
わー…今すぐ夢の国へ行けそうだー…
ていうか洸くんなにするつもりなん…
「口開けて」
「は、はい」
口をゆっくり開けると、中に何かをいれられる。
「ほ、ほうふん(こ、洸くん)?」
「ゆっくり噛んで」
口の中に入ったものをゆっくり噛む
…と
「!?」
レモンみたいに酸っぱい果汁が口の中に広がる
反射的に目を開けると目の前でお腹を抱えながら笑う洸くんが。
「その顔反則っ…」
ヒーヒーいいながら私に向けてスマホをパシャッと鳴らす。
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