喝を入れたのはいいものの 「集中できないぃ…」 やっぱり眠気には勝てないわけで、問題が進む気配はない。 壁にかかる時計を見ると、現在の時刻は深夜の1時。 うわぁー1時間もたってる…。 もう眠ってしまいたい…。 つい目を閉じそうになるのを、頭をふってなんとか阻止するけど 「…眠たいー…」 「眠気、覚ましてあげよっか」 シャーペンの動きを止めて、メガネをはずしながら顔をあげる洸くん 「え、いいんですか!?」 「うん」 なんて優しいんだ!! 今なら洸くんのこと神さまだと思って拝めるよ!!