「どうした?」 机に向かっていた洸くんが目を大きく開きながら振り向く。 黒のメガネをかけている洸くんは、いつもの雰囲気となんか違っていて。 インテリな感じが漂っている。 うわぁ。イケメンはメガネかけててもイケメンだなー …じゃなくて!!!! 「現代文の教科書ありますか!?」 「あるよ」 「課題をやりたいので貸していただけませんか!?」 「貸してあげてもいいけどその代わり」 「その代わり!?」 食い気味で聞くと、洸くんはニコッと笑顔を浮かべた。