【完】学校1のモテ男と同居はじめました






千歳くんって、謎だ。





甘い物嫌いなくせにシュークリーム買いに行くし、


かと思えば、自分のじゃないって否定するし





…うん。やっぱり謎だ。





待ってる間、適当に周りを見渡していると香ばしい香りが鼻をかすめた。





あれれ、この匂い…





後ろに振り向くと、そこには…





「えっ、千歳くん?」





食べやすいように持ち手が包まれた大きめのシュークリームを私につき出す千歳くん。





「やる」




「な、なんで私に?」




「それは…」





千歳くんははぁ、とため息をつくと私から顔を背けた。