「千歳くん!」 千歳くんの背中を見つめながら口を開く 「…なんだよ」 「これって、放課後デートですよね!?」 「はぁ?」 下駄箱で靴に履き替えながら、眉間にシワを寄せて私を見る。 「デートじゃねーよ。ただ、ちょっとどこかに寄るだけだっつーの」 これがデートだと思うんですけども…。 まぁ、これ以上千歳くんのご機嫌を損ねないように言わないでおこうっと…。