ふと玄関で、目が合った少年がいた

ん?1個しか違わないから少年というのはどうなの、か?

まぁ、1年生の、男子と目が合った

一瞬、だけ

目が合った気がしただけかもしれない

そんな気のした男子は、なかなか顔の整っていたような気がする

あ、もう人混みに隠れてしまったけれど

私も気にせず音楽室に向かった

今日は、入学式

曲を演奏しなければいけない

そこで、新入生の心を吹部にがっしり持っていって、入部させる!




銀河鉄道999

熱を込めて演奏する

まだ少し冷える春

なのに、頬は火照っていた







あ、終わった

この曲が終わったということは、次はもう吹コンだ

吹奏楽コンクール

年に一度の全国規模の大きな大会

胸が、ドキドキする

新入生が退場していく

さぁ、新たな物語の始まりだ