翌日。



いつもより早く学校に来た僕は、1~5組の人達が利用する西階段の前にいた。





まるでストーカーか、告白待ちみたいだな…






運動部の朝練の声が聞こえ始めてからしばらくして、ちらほら階段を登って来る人が増えた。







あ、いた。






数人の生徒に紛れて、僕は仏頂面で階段を登って来る音羽を見つけた。








…………よし。