そのあと、先輩に家まで手を繋いで送ってもらった




「ところで先輩、いつから一人暮らしなんですか???」




「今月末かなぁ~」



「そっか。今度は本当に先輩と会えなくなるんですね...」




「大丈夫!離れてても俺らは運命で繋がってるんだから。


とかって...ちょー臭いセリフだな」




「ほんと!先輩!ちょーキザ男ですね~」


「な、笑ってしまうな」



そう言って私たちはまた笑い合う。


先輩といると私はあっという間に笑顔だ


「大丈夫、ちゃんと頻繁に帰ってくるし、

なにせ、ふた駅だからな??」


「先輩、それ新幹線ででしょ?!!」



「そーだけどふた駅ぐらいちょちょいのちょいだろ??


大丈夫、離れてても俺は未緒しか見ない」



「吉岡先輩...」



先輩の真剣なまなざしにきゅんとしながら私は先輩ににこっと微笑んだ



これからもきっと不安なことが沢山あると思う。


だって、こんなにもカッコイイ先輩と遠距離恋愛なんだもん。



だけどいつだって私は今日もらったこの両想い切符を信じて強くなる。




この残りの1%は先輩と私がふたりで乗り越えていく、そして作り上げていく1%だと思うから。




先輩、こんな私だけどこれからも末永くよろしくお願いしますね。



いつかふた駅先から同じ駅になれるように私はしっかり、勉強するね



吉岡先輩.....大好き





_Fin