「吉岡先輩!!!」
そう呼んで駆け寄ると先輩はほっとした顔を見せた
「遅い!
ってゆうか、なんで俺置いて帰ったの??
俺、最後にもっとてんぼちゃんと色んなところ行きたかったのに。」
「ごめんなさい...。
先輩忙しそうだったし...。」
そういうと先輩はやれやれと呆れた顔になってそのまま私を抱き寄せた。
「せ、先輩!ここ駅ですよ!!?」
「そんなの関係ないし。
それから。
俺、てんぼちゃんよりも大事なものとか、ないから。」
「え???」
「っつか普通言葉にしなくたって分かるだろ??
あんなに俺てんぼちゃんに愛注いでたってゆうのにさぁ。」
そう言って拗ねる先輩は少し可愛い


