「んー。そーゆうことは受験終わって落ち着いたらかなぁ。」
「まぁーほんと、未緒は呑気なんだから!
そんな悠長なこと言ってて何も無いまま卒業しちゃっても知らないんだから!」
んー。そーだよね...。
ちょっと不安だけど先輩頑張ってるし、今はまだがまん時だ...!!!
とりあえず来週のセンター試験に向けて、私は精一杯サポートするんだ!!
「そういえばさ、
最近、ちぃが梨捺先輩とふたりでいる所ちょこちょこ見るんだけど、アレなんなんだろ?」
「え!!?智弘と梨捺先輩!!?
またビックリしちゃって指に針刺さるのかとおもった!!」
「なんか私的には梨捺先輩がグイグイなような気がするんだけど!」
なんて真衣はウキウキして話してる
よかった。
智弘も前に進んでる。
実は少し前に智弘とは一区切りついた。
先輩ともう一度帰り始めてから少しして、
「なぁ、俺もーそろそろ返事もらってもいい?」
「へ???」
「夏祭りの返事。お前、忘れたとか言うんじゃねぇよな。俺の渾身の告白」
「あぁ。」
「あぁじゃねぇし!
早く俺も前に進ませてくれない??」
「うん。私、吉岡先輩が好き
智弘のことももちろん大好きだけど友達がいい」
「おう。それを待ってた。
俺様を振ったからには絶対に幸せになれよ。
俺もお前が絶対に適わねぇような女見つけるからな」
というのが一部始終。
それから智弘とは何も変わらずこれまで通り
きっとすごく気を遣わせただろうなって気にしてたから、智弘が前に進んだ話を聞いたら嬉しい


