そんな矛盾した気持ちのままセンター試験まで一週間をきった


センター試験まであと二日。


明日は移動日だからとりあえず先輩に会えるのは今日で最後。




私は今、学校の真衣の目の前で先輩のお守りを縫っている




「ねぇー。あのさ、ひとつ聞いてもいい?
未緒ってさ...先輩の何なの???」




いきなりすぎる質問に私は指に針を刺すところだった



「なにもう!びっくりした!
それは私も聞きたいことなの!!」



「あのさぁ、未緒自身も気になってるなら先輩に確認するべきだよ!

じゃなきゃ、もし大学で先輩が遠く行っちゃったら会いに行くこともできないんだよ?!



そーゆうところ、私は大事だと思うけど?」




うん。確かに真衣の言う通りで、私たちはたぶん、ってゆうか絶対に彼氏彼女なんて関係ではない。



だけど、友達でもないし...。



なんて最初は考えてたけど、もう今はそんな暇もなく、余裕もなく。


なんとなく一緒にいられて幸せを感じられるなら、関係性なんてどうでもいいじゃんなんて今は開き直ってる



わざわざ先輩の、受験勉強の邪魔したくないし。