両想い切符〜ふた駅先の片想い〜




私が自動販売機から少し離れると



「やっぱ性格悪いんすね。笹崎先輩って」



後ろから低い声が聞こえた



振り返ると、香川 智弘くんが立っていた



「へ??どうして??」


「すみません。さっきの会話聞いてしまって」



「あぁ。カワイイ彼女さんね
幸せそうで羨ましいわ
大事にしなきゃ」



「知ってるくせに。未緒の気持ち。」



「なんのことかしら?」



「いい加減にしてください。
他の男は騙せても、俺のことは騙せませんから。


付き合ってませんよね?吉岡先輩と。」




香川くんの鋭い視線が私に突き刺さる



男の人からこんな目をされたことなんて初めて。