それからご主人様と数日を過ごして、知った事がある。




ご主人様は毎日、2回ボクにご飯をくれる。



ご主人様は、いつも決まった時間にお出かけをして、夕方になると帰ってくる。



ご主人様は、帰ってくるとすぐにボクを抱き上げてくれる。




ご主人様は、星が好き---。







「ほら、見てみろよ、もげ太。今日も星がきれいだぞ。」



ご主人様はそう言ってボクをベランダまで誘った。



「もんげ〜、もげ〜」



近づくと、抱き上げてくれたご主人様。




「きれいだなぁ。」




「もんげ〜。」




ボクは、夜空を見上げるご主人様をじっと見つめていた。