電話だ…
鞄から携帯を取り出し画面を見る
『もしもし?どしたのこんな時間に』
電話の相手は大学からの親友
高城 玲 〔タカシロ レイ〕24歳
『お疲れー、ごめんねぇもうバイト終わった?』
『終わったよ。今から帰るとこ』
『まじかぁー、&Rって何時までだっけ』
『??…深夜2時までだけど…どうかした?』
『2時…余裕だね…』
『なにごと?』
『理咲子!お願いがあるの!一生のお願い聞いてほしい!』
………?!
全く掴めない展開
扉に手をかけたとこで動きが止まっていた私は、まだBARの中にいたままだった
マスターもグラスを拭きながら、こっちを気にしていた
『一生のお願い?なにそれ…玲、大丈夫?』
『大丈夫じゃないからお願いしてるのー!あのね、今から&R貸切にしてほしいの。閉店の2時まででいいからさ!マスターにお願いできないかな…?』
『今から貸切?!そんなの無理だよ』
『そこをなんとか頼んでみてよー!うちのがさ二次会のお店予約できてなくて、今慌てて他のお店探してるんだけど、いい場所なかなか無くてさ…&Rって地下でしょ?思い出したんだけど空間的にも最適なのよねぇ。ね?頼むだけ頼んでみてよ、一生のお願いっ!』
一生のお願いって……どんだけ…
けど玲…すごく慌ててるっぽい
うちのが二次会のお店の予約できてなかった…って
確か玲の仕事って…

