大丈夫、大丈夫...
私は大きく息をすうと、
おにぃちゃんたちの間に、
かけていった。
「あ...ありがとう、
つれてきてくれて...」
最後の方はかすれてしまったが、
ちゃんと言えた。
ちゃんと、声が出た。
私はしばらく、
おにぃちゃんたちの顔がみれなかった。