これが、私の家族です!

「聖歌、大丈夫か!」
目を開けると、
驚いた顔の雷おにぃちゃんがいた。
どうしたの?
そんな顔、似合わない。
私はゆっくりと、
体をおこした。
「おい、どっかいたいのか?」
私は横に首を降る。
なんで、そんなことを聞くのだろう。
外はいつのまにか、
雨が降っていた。
なのに雷おにぃちゃんの声は、
ちゃんと耳に届く。
「じゃあ、なんで泣いてんだよ」