これが、私の家族です!

ピンポーン
チャイムがなった。
チャイムの音は、今も昔も、少し怖い。
だけど、今日はなぜだか、怖くなかった。
「メリークリスマス、聖歌ちゃん!」
「さ、出掛けるぞ!」
ドアを開けると、
サンタさんの帽子を被った心と、
サンタさんの髭をつけた海音がいた。
私は二人に、がっしりと腕を捕まれて、
外に引きずり出される。
「え?なに、どこに行くの?」
私が質問しても、二人は問答無用で、
私をタクシーに押し込む。
私に続いて、二人も乗り込む。