その日のうちに私は、
病院へいった。
久しぶりにきたな、ここ。
ここに運び込まれたときの記憶が、
フラッシュバックする。
「大丈夫だ」
雷おにぃちゃんが、私の手を強く握る。
「聖歌さん!」
病院にはいるなり、
眼鏡をかけた白衣姿の先生がかけてきた。