「聖歌、大丈夫?」
いつ起きたのか、李生が私の隣に座る。
ニコッて、笑ってくる。
「ご、ごめ...」
ごめんって、最後まで言う前に、
李生が口をはさむ。
「怒ってないよ、黙って消えちゃったこと」
李生の顔が、見られない。
だって...
「はじめは、すっごく怒ってたの。
どうして頼ってくれないの、どうして信じてくれないのって、
でもね」
李生が、私の手に自分の手を重ねる。
体温が、とても温かい。
いつ起きたのか、李生が私の隣に座る。
ニコッて、笑ってくる。
「ご、ごめ...」
ごめんって、最後まで言う前に、
李生が口をはさむ。
「怒ってないよ、黙って消えちゃったこと」
李生の顔が、見られない。
だって...
「はじめは、すっごく怒ってたの。
どうして頼ってくれないの、どうして信じてくれないのって、
でもね」
李生が、私の手に自分の手を重ねる。
体温が、とても温かい。



