これが、私の家族です!

「ねぇ」
心の声が、
私を現実の世界に引き戻す。
「聖歌ちゃん、もし怖いなら、
私たちが守ってあげる。
だから、手術をしたいならしよ?
ね?」
ま、も、る...
私はそっと、布団から目だけを出す。
みんなの声を聞きたい。
だけど、みんなの負担になるの嫌だ。