「聖歌ちゃん、だんだん声が、
聞こえなくなってるよね?
聖歌ちゃんが、
私たちに気がつかなかったのは、
はじめてだもの」
私は、ビクッとなった。
心は案外鋭いのか?
私は、ぬいぐるみを抱き締めていた腕に、
さらにちからを込める。
「ねぇ、聖歌はみんなの声をちゃんと聞きたい?」
李生の声が、とても優しかった。
聞こえなくなってるよね?
聖歌ちゃんが、
私たちに気がつかなかったのは、
はじめてだもの」
私は、ビクッとなった。
心は案外鋭いのか?
私は、ぬいぐるみを抱き締めていた腕に、
さらにちからを込める。
「ねぇ、聖歌はみんなの声をちゃんと聞きたい?」
李生の声が、とても優しかった。



