これが、私の家族です!

「そっか、あんまりしゃべらないんだね」
心がポソッと、恭おにぃちゃんにいう。
恭おにぃちゃんは、静かにうなずく。
「じゃあ、僕は少し席をはずすね」
そういうと恭おにぃちゃんは、
部屋を出ていった。
しばらくの間、
沈黙が続いた。
どうしよう...
私のなかでは、不安がぐるぐると
うずいていた。