「聖歌ちゃん、
どうして教えてくれなかったんだ、
誕生日のこと!」
誕生日...
ああ、私の誕生日か。
すっかり忘れていた。
「聖歌の誕生日は、
いつなんだ?」
「五月二十日!」
「はぁ?
とっくにすぎてんじゃねぇか!
何で忘れてるんだ兄貴!」