「聖歌ちゃん、笑ってたね」
「ああ」
二人は、片手にジュースを持ち、
庭に出た。
大丈夫だと思ったが、
まだ、夜肌寒い。
「始め、とても無理をして笑ってたのに、
僕らが話している様子を見ている顔は、
とても素直に笑っていて」
「なんか、母さんを思い出すな」
その日二人は、
ほとんど徹夜して、
聖歌のことや
お母さんの思出話をいていた。
その様子をお星さまが、
静かに見守っていた...