そんなことを考えていると 涼太たちが私の前を通りすぎて帰ってしまった。 涼太と今一緒にいた女の子。 寺内萌香。 萌香ちゃんの私の前を通る時の あの勝ち誇った顔! 毎度毎度の事なんだけど それに慣れるわけもなく 見るたびに私はあの可愛い顔をぐちゃぐちゃにしたくなる! あぁー!むかつく! 「ちょっと夏希!」 ひとりでイライラしていると 小さい頃からの親友の歩美が後ろから話しかけてきた。 少しイライラしていた私は 「なに?」 とそっけなく返してしまった。