屋上で、お弁当を食べていた。

7月の、雲一つない澄み渡る青空の下、


私は

瑛士と2人で

LOVE―ONEをペラペラと見ながら

お弁当を食べていた。


「宝」

『ん?』

「夏休みもらえそうだから
 海でも行くか?」

『うんっ!』

「泊まりで」

『却下っ』



今年の夏は
瑛士でいっぱいになりそう。

夏が終わって秋になり
冬になってまた春が来る。

ずっと
ずっと一緒にいられますように・・



END