火曜日、午前中で学校が終わると
私と佐久間君は国立図書館へと
向かった。

電車で約40分。

外観も内観も、市立の図書館しか
知らない私たちにとって
国立図書館のその赴きは
言葉がでないほど立派なものだった。


あまりにも豪華すぎて
入口で立ち止まったまま
その先への一歩が
なかなか踏み出せない。