図書室にはすでに見城君がスタンばっていて

山ほどの本を持ってきてくれていた。



『うわー、すごい。
 
 こんなにたくさん、重かったでしょ』


「朝父ちゃんに車で送ってもらったんで

 それほどでも。

 こっちこそ、古い本で申し訳ないです」



『ううん。すっごくうれしい。
 
 ありがとうね』