今度こそ、落ち着いて空を見上げる。
隣にはまだ彼女のぬくもりと、甘い匂いが残っているような気がしたが、それでもさっきよりはまともに天体観測ができた。
渡したいものってなんだろう。
期待に胸を高まらせ、いやいやそんなわけ・・・と首を振る。
彼女は俺のことを、どう思っているのだろう。
好きではないとしても、こうして流星群の観測に誘われているんだ。確実に嫌われているわけではないだろう。
少しは自信を・・・もってもいいのだろうか。
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