静かな水面が印象的だった。


俺、倉持葉月は自分の持病を治すため、この水無月療養所へやってきた。



この療養所で広まっている「噂」


興味範囲で聞いてしまったことがいけなかった。




世の中には知らなくていいことで溢れている。


それを知ったとき、俺の運命は大きく道を外れていった。




誰も助けてなどくれない。


暗い、暗い…、破滅への道。