車に揺られ、いつの間にか寝てしまっていた。
 
「蒼璃ついたわよ」

「はぁい」




まだ眠いよ…。





「まったく。先に荷物下してくるわね。早く来なさいよ」

「はぁい…」





再び私は、眠りについた。





ーーーーーーーーーー


それから何分がたっただろう。

私はうっかり爆睡してしまった。






「はっ!!!!しまった!寝すぎた!」





やばいやばい。





いつもの癖が出ちゃったよ~
早く車から出なきゃ。




どうやら、車はまだ玄関の前で止まったままだった。


「よいしょっと」




よし!





後部座席から、バックを取って門を開けようとした時だった。