そ〜っと耳元に近寄って、
「蒼璃。起きねえと襲うぞ」
「……はっ……!!!」
蒼璃は驚いたように顔をあげる。
当然俺と目が合うわけで……
その瞬間だんだん蒼璃の顔が赤くなる。
……っ。
「な、なななんで?!いるのっっ!!!」
「お前が俺の寝てる布団に入ってきたんだよ」
「えっ……ええええーーーっ!!!」
蒼璃は照れたのか、布団で顔を隠した。
ほんっと、いちいち反応可愛すぎかって……
理性もたねえよ。
「って、ここ私の部屋じゃん!!!」
「あ、そうじゃん」
俺はわざと忘れたフリをした。
それは反応を見たいから。

