なんとか間に合った私は早速机に突っ伏した。




「…い、おいっ佐倉」




誰か呼んでる?






えっ、





声と同時に机が揺れる。





「え?!地震?!」

「プッ地震じゃねえし笑」






隣の連に机ごと揺らされて起こされた。






ニタニタと笑って、いたずらばっかりしてくる。





「ていうか!なんで起こしたの!!寝てたのに!」

「わりーわりーだってほら」






半分怒り気味で言ったが、指のさされた方をみると…





黒板には私の名前。





その名前の横には…







『紅緑祭実行委員 佐倉蒼璃 宮野蓮』






「はっ?!」

「佐倉寝てたし、なんか楽しそうじゃん?それに……たし」





勢いよく立ち上がって蓮を睨みつけた。






「そんな睨むなよ〜可愛い顔が台無しだぜ?」

「んなっ」





べ、べべつに可愛くないし。




またニタニタ笑ってるし。




ムカつく~!!!!!





「ふんっしょーがないなあ!やってやらあ!」




私の前の席で麻唯ちゃんまでクスクス笑っている。




もー!2人してなんなのよ〜!!







それより、さっき最後の言葉がよく聞こえなかった。




聞くべき?




いやでも、もうその話題終わったし…






まあいっか!!!!