家に帰り、ベットに寝転んで胸に手を当てた。
「ふぅっ。」
はあっ…
今も胸がドキドキして、顔が暑い。
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琥牙くんが玄関のドアに手を掛けたその時、
「あ、あの、」
「なに?」
クルッと振り返り私の顔を覗いた。
わわわっ!!
つい、袖引っ張っちゃった…!!
「あの、今日はありがとう!!すごく楽しかった!!」
「ふっ。ああ」
琥牙くんはニッと笑った。
好きって分かった途端、ドキドキが止まらない…
そんなことを考えて、みるみる顔が赤くなる。
「なんか顔赤いぞ?」
俯いていた顔を上げると、目の前にドアップで彼が写った。
わっ…!!
鼻が高くて、肌綺麗で、、とにかく顔が整ってる…
て、そーじゃなくて!
「うわっ?!ち、ちち近いよ!!!」
「なんだよ?」
そう言って私の頭に手を置いた。
当然私の胸が高鳴るわけで。
抑えようと胸に手を当てたが、どうやら収まらないようだ。
「…。。。」
「入るぞ」
ようやく、私たちはドアを開けて家に入った。

