「ねえどこに行くの?」

「ん~秘密」





え~どこに行くのかな〜





私は琥牙くんの少し後ろを歩く。



彼は足が長いから付いていくのに精一杯。


「ていうか。なんで後ろ歩いてんの?隣来いよ」

「えっ?あ、うん…」





隣歩くと足が大変なんだけどな…




すると少しだけ琥牙くんの歩く速度が遅くなった。




「っ……」






その時私の顔が赤かったのは琥牙くんしか知らなかった。







ーーーーーーーーーーーー


しばらく歩いて、駅周辺に着いた。




「疲れたか?ちょっと休む?」

「うん…」






あ〜足が疲れた。






もう、歩くの速いし、足長いし…






歩いてる時もたまに差がついて小走りしたりしたいた。









いつもは冷たいけど、優しいな…。





私達はオシャレなカフェに入った。





「いらっしゃいませ」





店員さんにメニューをもらって、早速開いた。






ん〜なに飲もうかな?




あ!これいいな…


でもお金あんまり持ってきてないし…






どうしようかと悩む私。








「早く決めろ。遅い」

「ちょ、ちょっと待ってよ~」





急かされて半泣き。





どうしよう〜





「もういい。いってくる」

「あっ」






琥牙くんは私の持っていたメニューを取って
レジに行った。




怒っちゃったかな…?





ていうか!私まだ決めてないんだけど!!!






むー!!!!!





1人ふくれていると…