ーピピーッ

「56対80でCクラの勝ち!」

「「いぇーーーーい!」」




私のクラスの男子は…

悔しくて泣いてる人もいる…






ちょっと…これただの授業なんだけど…




それに対して勝ったCクラの人達は、興奮して騒いでる。


その中に琥牙くんの姿がない。




あれ?どこいったんだろ。





て、さっきからなんで琥牙くんのことばかり…




何回も目が合ったせいだ!!!







も〜!!!






ーーーーーーーーーーー

いつの間にか琥牙くんが戻ってきていて、
チャイムの音とともに授業が終わった。




「あおちゃん!かーえろ!」

「うん!行こう!」






制服に着替え、下駄箱に向かった。






あ…琥牙くんだ。




あれ?女の子といる






「あの…私…」



は!




こ、告白だっ!





私は舞唯ちゃんを引っ張って下駄箱の影に隠れた。





「っちょ?!あおちゃん?!どうしたの?」

「シー!!」










「入学したときから蒔田くんの事が好きでした。」



お〜で、返事は?



なんて答えるんだろう…







あんな可愛い子からの告白だから、OKしちゃうよね。





「ごめん」




え?!





思わず声に出そうなのを口で抑えた。





「そう…だよね。ごめんね」



泣きそうな顔をして女の子は帰っていった。