朝6時30分。
私はいつもこの時間に目が覚める。
こんな早く起きてもこれといってやることはないのだが。
カーテンを開けて太陽をいっぱい浴びるのが日課で、それがすごく気持ちいい。
「ん〜!起きたあ~!」
昨日大変なことになったけど、
ここの家で意外と良かったかも。
まだ来て数日しか経ってないけどね。
さあて!支度しよっと。
私は制服に着替え、リビングに向かった。
「おはようございま…え?」
ドアを開けるとそこには私と同じ学校の男子高生の制服を着た人が立っていた。
え?琥牙くんって…
私と同じだったの?!?!
「なんだよ?」
「お、同じ学校だったんだね…」
「あ?ああそうみたいだな」
なんか冷たいなあ…。
時計を見ると家を出るぎりぎりの時間だった。
やばい!!遅刻しちゃう!
私は急いで支度をして、家を出た。