【完】イジワルな彼の甘い溺愛




「まあ、花蓮ちゃんの寝顔…ちゃーんとコレにおさめといたから」



得意げに笑いながら自分の黒いスマホを見せて言った。


も、もしかして…ブッサイクな寝顔を撮られてた!?
それは困る!あんなの拡散されたらこの世の終わりだ……。



「ええっ…!?け、消してくださいよ!」


「ん?俺がそんなんで素直に消すと思ってんの?」


「思いませんけど…」


「あのさ、昨日から俺のことバカって言ったり…なめてんの?」



ぐいっ、と私に先輩が近づいたから一気に距離が縮まってドクンドクンと高鳴っていく鼓動。


先輩近すぎるってば…!


自分の顔面偏差値が高すぎるのを分かってないでしょ!



「なめてませ…ってなんでバカって言ったこと知っているんですか!?」



えぇ…!先輩寝てたなかったの!?
寝てると思って呟いたのに聞かれていたなんて!


こ、殺される……
だからさっきから目が笑っていなかったんだ。なるほどって納得してる場合じゃなくて…!