【完】イジワルな彼の甘い溺愛




どうして先輩が王子様キャラをしているのかは分からないけど、どちらもどこかには先輩の優しさがあっていいと私は思うけどなぁ。


「はぁ〜…ねむっ」


「…ちょっと!?」



クリームパンを食べ終わって数分後、隣で座っていた先輩がいきなりそう呟くと私の膝に頭を乗せた。



「な、何してるんですか!?」


「見てわかんない?膝枕」



サラッと何でもないかのように答えた先輩の態度に私の頭はプチパニックを起こす。


見てわかんない?じゃないんですけど!
そりゃあ、見たら分かりますよ!


問題はそこじゃなくて、なんで膝枕なんてしなきゃならないのかが問題なんです!!


先輩の柔らかい髪の毛が太ももにあたってくすぐったいし、心拍数が尋常じゃないくらい上がっていくから呼吸の仕方すら忘れてしまいそう。


イジワルなのか、俺様なのか、優しいのか、マイペースなのか…先輩のこと全然分からない。