そんな抜けてるアイツが俺の秘密をバラすなんてありえなさそうだし。


さぁ、明日からたっぷりいじってやるとするか。
いじりがいがあるやつっていいよなぁ。


予想以上の反応をしてくれるから余計にいじり倒したくなるんだ。







───ピリリリリッ


耳元でけたたましい音が鳴り響いている。
俺はそれを止めるために音のする方へ手を伸ばす。


そして無事にカチャと目覚まし時計を止めることに成功した。


起きなきゃいけないと思うのに体は正直で瞼が再び下がっていく。


だけど、学校で王子様キャラをしているから遅刻するわけにはいかないから仕方なく眠い目を擦りながら重い体を起こす。