「あっ、花蓮ちゃん」


「お疲れ様!すごかったね!」


「まあー…そりゃあ花蓮ちゃんが僕にちゅーしてくれたから頑張んないといけないっしょ」


そういって、ニヤリと口角をあげる律哉くん。


は、恥ずかしいじゃん…!

そんなこと言わないでよ!!


「…っ」


「ふっ、照れてやんの」


「今日の夜はポテトサラダでよろしく」


「えっ、あ、うん!
てか、本当にポテトサラダ好きだよね」


「だって、花蓮ちゃんの作るポテトサラダは美味しいからね」


「またそんなこと言っちゃって」


でも、本当は嬉しいんだよ。

律哉くんが嬉しそうに笑ってくれるたびに私の胸はトクンと高鳴る。


「まあ、応援ありがと。
ちゃんと花蓮ちゃんの声聞こえてたよ」


「えっ?本当に?」


「そー。僕の耳、花蓮ちゃんの声には敏感にできるからね」


なんて、自慢げに言った律哉くん。