なんか、嬉しいんだけど
ポテトサラダに負けた気分。
くっそ、ポテトサラダめ。
俺の花蓮ちゃんだそっ。
なんて、なに食べ物に嫉妬してんだよ。
カッコ悪いな。
「楽しみにしてる」
花蓮ちゃんの頭にポンッと手を置いて微笑んで俺はソファに腰を下ろした。
*
「いただきまーす!」
「いただきます」
机の上に並んだ豪華な料理たちは
すべて花蓮ちゃんが作ってくれたもの。
ポテトサラダにハンバーグなど食べきれないんじゃないか?というくらいある。
ぜんぶ俺のために作ってくれたんだよな。
なんか、それだけですげー幸せを感じる。
だけど、俺はそんなんじゃ満たされない。
「律哉くん、食べないの?」
「あーん、してよ」
ポテトサラダを一口だけでいいから
花蓮ちゃんにあーんしてほしくなったんだ。



