《つぎ、可愛いとか付き合いたいみたいなこと言ったら絞めるから》


《こえ〜〜！！
まあ、でも俺から見たらお前はすげーいいやつだしちょっとくらい自信もってもいいと思うぞ》



自信、か。
自分に自信がない。


そのことに流星は気づいている、というよりも昔のことも話してある流星は分かってるんだろう。


だから、俺の背中を押そうとしてくれているんだ。



《さんきゅーな》



それだけ返信して、俺はあの日から終わってしまったままの花蓮ちゃんとのトーク画面を開いた。


“この前は悪かった”


“いま、何してる？”


“元気？”


打っては消してをくりかえしてなかなか送信ボタンを押すことが出来ない。


なんて言ったらいいんだよ。
あー、もう全然わっかんね。


女にこんなの送ったことねぇし
ぜんぶが初めてすぎて戸惑う。