【完】イジワルな彼の甘い溺愛




「好きな食べ物とかねぇの?」


「え?」


もしかして、作ってくれたりする?


「嫌いなもんは?」


「な、なんでそんな事聞くんですか?」


いきなりすぎるよ。
そんなに質問攻めされても困っちゃう。


「俺がお前のこと知りたいからに決まってんだろ」


「えぇ!」


「んだよ。わりぃかよ」


いじけたように言う律哉先輩はいつもとは違い、幼い子供のようでとても可愛く思えた。


や、ヤバいよ……ギャップが。


ていうか、律哉先輩って本当に甘すぎない?


私の心臓がもたないんだけど。


「別に悪いなんて……」


「んじゃあ、言って」


「す、好きなものは……」


いっぱいあるし…どれを言おうかな。


「俺、でしょ?」


「………え?」


「俺のこと好きって言ってみてよ」


律哉先輩のことを好きって言う!?
な、何を考えているんだ!この人は!


まさか、それを言わすために
好きなものを聞いたの!?

律哉先輩ならありえるぞ……。