【完】イジワルな彼の甘い溺愛




「ですね…あと三分で始まりますよ!」



大好きなアイドルグループ。
すごくイケメンで歌声なんてたまらなく好き。


中学のときにどハマりしてからずっと好きで
ライブにも何回か行ったことがあるくらい。


また会えるなんて最高すぎる!!



「すげぇ嬉しそうな顔してんな」


「だって本当にカッコいいんですよ!
もう嬉しすぎてニヤニヤしちゃうます…!!」



テンションはMAX。
律哉先輩と繋いでいた手はもう離れているけどまだ微かに残っている彼の体温にドキドキしている。



「そんなにカッコいいわけ?俺よりも?」


「律哉先輩もイケメンですけど、
私のタイプじゃないので」


「はぁ?
どれだよそいつ。出てきたら教えろ」


「あ、はい」



なんだか、イライラしている先輩。


せっかく来てるのに
そんなに怒らないでよ〜…


律哉先輩はバンドが好きで、私の好きなアイドルの次に出てくるんだそう。


なんか、律哉先輩がテンション上がっているところなんて全然想像出来ないや。



「きゃーっ!!!」



夏フェスが始まり、
周りのみんなも盛り上がりがすごい。


音楽に合わせてリズムをとったり、一緒に口ずさんだりと時間を忘れてしまうほど楽しい。